WindowsでLHA形式(拡張子lzh)の圧縮ファイルを開くには、+Lhacaなどのフリーソフトが必要です。 http://www.vector.co.jp から、+Lhacaで検索してダウンロードしてください。 なお、LHA形式などで圧縮して送らないと、自動変換でプログラムの中の半角カナの部分が全角カナになってしまいます。 kanahenkan_for_DOS.lzhという圧縮ファイルをドラッグして+Lhacaに重ねて、ドロップすると、 kana.pl, kogo.pl, file.pl という三つのjperl用のスクリプトプログラムが展開されます。 このプログラムを実行できるようにするためには、jperl for DOSをダウンロードして、圧縮ファイルを解凍し、Cドライブなどへしなくてはなりません。 http://homepage2.nifty.com/kipp/perl/jperl/#djgpp 現在は、実行ファイルを置いてないみたいですので、たとえば、「一週間でマスターするPerl for Windows (株)毎日コミュニケーション」などの書籍にあるCD-ROMから実行ファイルをインストールした方がやりやすいと思います。 インストール手順は、以下のとおりです。 JPL5005.LZH を、+Lhaca などで解凍し、JPL5005 フォルダを作成します。 JPL5005 フォルダをドラッグして、C:にドロップします。 次に、jperl を使うための環境設定PATHの設定をします。 Windows2000/XPであれば、システムのプロパティの環境変数で、Pathのところに、上の例で言えば、;C:\JPL5005\BIN を最後に入れます。 Windows95/98/Meの場合は、メモ帳で、上の例であれば、「@SET PATH="%PATH%";C:\JPL5005\BIN」と入力し、たとえば、C:\Perl\perlpath.bat というファイルを作成します。「プログラム」-->「アクセサリ」-->「MS-DOSプロンプト」で起動し、上に並んだアイコンの右から3つめの「プロパティ」をクリックして、「バッチファイル」欄に、上の例であれば、「C:\Perl\perlpath.bat」と入力し、OKボタンを押します。MS-DOSプロンプトで、>exit でenterキーを押して終了です。 「MS-DOSプロンプト」上で、jperl -vなどとしてjperlが正常にインストールされていることを確認します。 この状態で、 kana.pl, kogo.pl, file.pl が動きます。 kana.pl は、アイヌ語カナのファイルから、ローマ字のファイルを作るプログラムです。小書きカナは、半角カナです。 DOS窓で変換したものを出力した後、指定したファイルに保存します。 DOS窓で、 C:\Documents and Settings\該当user > jperl kana.pl と実行すると、以下の問いがDOS窓画面に出力します。 「"ファイルは、C:\Documents and Settings\該当user におきます。"  "入力ファイル名は?"」と聞いてくるので、 C:\Documents and Settings\該当user に前もっておいた、in.txt など、変換したいファイルの名前を入力します。 「"出力ファイル名は?"」と聞いてくるので、 out.txt など、変換後のファイル名を入力します。C:\Documents and Settings\該当user にファイル出力します。 kogo.pl は、アイヌ語カナをローマ字に変換し、元のカナと変換されたローマ字が交互に一行ずつ出力されます。DOS窓で変換したものを出力した後、指定したファイルに保存します。 DOS窓で、 C:\Documents and Settings\該当user > jperl kogo.pl と実行すると、以下の問いがDOS窓画面に出力します。 「"ファイルは、C:\Documents and Settings\該当user におきます。"  "入力ファイル名は?"」と聞いてくるので、 C:\Documents and Settings\該当user においた、in.txt など、変換したいファイルの名前を入力します。 「"出力ファイル名は?"」と聞いてくるので、 out.txt など、変換後のファイル名を入力します。C:\Documents and Settings\該当user にファイル出力します。 file.pl は、kana.pl と同様に、アイヌ語ローマ字をカナに変換します。小書きカナは、半角カナになります。違いは、コマンドラインでファイル指定するということです。 コマンドの切り替えで、DOS窓の中で変換したものを画面出力できるし、指定したファイルにも保存できます。 in.txt など、変換したいファイルを、C:\Documents and Settings\該当user におきます。 DOS窓に結果を画面出力したい時は、 C:\Documents and Settings\該当user > jperl -n file.pl 入力ファイル名 とします。上の例だと、 C:\Documents and Settings\該当user > jperl -n file.pl in.txt となります。 変換結果を、C:\Documents and Settings\該当user へ、out.txt などのファイルで、保存したい時は、 C:\Documents and Settings\該当user > jperl -n file.pl 入力ファイル名 > 出力ファイル名 とします。上の例だと、 C:\Documents and Settings\該当user > jperl -n file.pl in.txt > out.txt となります。 なお、kana.pl, kogo.pl, file.pl は、ソースプログラムです。カスタマイズしたい時には、EmEditorなどのテキストエディタで適当に編集してください。s演算子のところのローマ字とカナのところを修正したり、追加・削除すればよいと思います。 なお、デスクトップで操作をしたいときは、プロンプトが、C:\Documents and Settings\該当user\デスクトップ > となるようにしてください。 具体的には、たとえば、file.pl をデスクトップにコピーして、それを選び、右クリックの「プログラムから開く」-->「プログラムの選択」で、「参照」ボタンを押して、C:\WINDOWS\system32\cmd.exe を選んで、「開く」-->「OK」とします。 すると、次回から、「プログラムから開く」に「Windows Command Processor」というのができるので、これを選びます。すると、DOS窓のプロンプトが、C:\Documents and Settings\該当user\デスクトップ > と変わります。この状態になれば、デスクトップにPerlプログラムと入出力ファイルを置けますし、自由に操作できます。